事務職に転職したいけれど、異業種からの転職だと難しそう…と感じられる方もいらっしゃると思います。
結論としては、強みをしっかりとアピールした上で、転職活動を続ければ異業種からの転職も可能です。
そこで、こちらの記事では以下のような内容についてご紹介していきます。
- 異業種(技術職)から事務職に転職した体験談について
- 技術職から事務職へと転職する際のアピールポイント
こちらの記事を参考にして、ぜひとも技術職から事務職への転職の成功の糧にして下さいね。
技術職から事務職への転職について体験談を元にご紹介

私のプロフィールは以下の通りです。
- 性別 女性
- 年齢 20代後半
- 学歴 国立大 4年制卒(理系)
- 前職 システムエンジニア
- 現職 1年目
システムエンジニアの仕事で残業によるストレスと、人間関係のトラブル(パワハラ)について相談していました。
しかし、全く聞き入れてもらえず解決しそうになかったため、前の会社からの転職を決意しました。
そこで、ワークライフバランスを重視したいという思いから、残業の少ない事務職を選びました。
SEから事務職の転職活動について
技術職から転職活動を行なった際の、転職活動について以下にまとめました。
- 利用したサービス
doda、ハローワーク、Indeed
- 応募した会社
40〜50社
- 面接
20社程度
- 内定
1社
dodaさんは転職エージェントを利用したかったことと、事務職への転職が厳しかった時のすべり止めとして技術職への転職を検討していたこともあり、利用していました。
ハローワークとIndeedは求人探しのために主に使用したサービスです。
事務職の場合、「中小企業では近くの人の方が辞めにくいから会社から近くに住んでいる人を採用したい」という発言をしていた面接官さんがいたこともあり、自宅から自転車か電車で20~30分圏内の会社を狙いたかったためです。
地元の求人を探すとなると、ハローワークは非常に便利でした。
また、Indeedも距離や最寄駅などで条件の絞り込みができる点や、求人数の多さで助けられました。
最終的には、近所の会社の事務職の内定を1つだけですが、頂くことができました。
技術職から事務職への転職活動を通じて感じたのは、企業側からの印象は良い場合が多かったことです。
「パソコンに詳しい人が少ないから助かる」といった言葉を多くかけられました。
技術職から事務職への転職で苦労したこと
私の場合、以下のような点で苦労しました。
- むしろ扱いにくそうという印象を受けられる
- 仕事をしながらの転職活動のため、転職活動の時間を割きづらい
面接をした人達の上記の発言から、あくまで私が感じたことですが、学歴のために「扱いにくそう」、「少し癖がありそう」…などの印象を与えてしまったように思いました。
また、仕事を続けながら履歴書を書いたり、有給を使って転職活動をしていたこともあり、期間は半年程度かかりました。
技術職から事務職への転職の際にPRできること

転職エージェントの人達と話したり、自分で考えてアピールしたのは以下のような点でした。
PCスキル
最大のアピールポイントはやはり「PCスキル」です。
私自身、ハードウェアに関する知識もあったことから、PCの導入時の設定対応ができることや、何かあった時のトラブル対応の経験についてアピールしました。
事務職として以外にも、多様なスキルを持っているため、幅広い業務内容に対応できる点は技術職から事務職に転職するにあたって、最大の強みになります。
資格
業務の間に、以下の2つの資格を取得しておきました。
- 簿記3級
- MOS
上記のような資格は、事務職でも活躍するためプラスの印象を与えられます。
また、取得難易度も比較的簡単なため、アピールポイントを探している方はぜひ合格して、強みとして生かしてみてはいかがでしょうか。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力もPRしやすい長所の1つです。
技術職、特にシステムエンジニアは1人でソフト開発を行なっている訳ではありません。
顧客とのやり取りや、ユーザーへのソフトの使い方のレクチャーなど、多岐にわたって伝達能力が求められてきます。
そのため、私は業務の中でコミュニケーションや報連相が必須だったことを話した上で、前職で分かりやすく人に物事を伝えるスキルを磨いてきた点や、適時同僚とのコミュニケーションを欠かさなかった旨をアピールしました。
まとめ

- 技術職から事務職への転職は簡単ではないものの可能である
- 技術職から事務職に転職する際は、転職後も使えそうなスキルを、実体験を交えて伝えると良い
このように、簡単ではありませんが技術職から事務職への転職は実現できます。
大切なことは、事務職でも活躍するスキルをPRしていくことです。
最近では中小企業はDX化に力を入れていることもあり、ITに関する知識は事務職であっても、アピールできるポイントになります。
また、簿記のような事務職で使える資格を取得して、事務職に転職するために努力した点をアピールするのも有効です。
技術職から事務職へ転職したいと思っている方は、諦めないで頑張ってみて下さいね。