就活はストレスでうつ病になってしまう人がいるほど大変なものです。
すでに社会人として働いている人に「もう一度学生に戻って就活したいですか?」と質問したならば、高い確率で「絶対に嫌だ」と答えることでしょう。
しかし、時代は変化していくもので、就活に関しても数多くの変化が生じています。
その最たる例が「逆オファー」というシステムが生まれたことでしょう。
近年人気となっている就活サイトの「OfferBox」は、まさに令和ならではのサービスであると言えます。
この記事では、そんな「就活を成功させるためにOfferBoxを活用するメリット」について解説していきたいと思います。

OfferBoxとは?

OfferBoxは、株式会社i-plugが運営するサービスです。
設立11年目に突入し、2021年3月には東京証券取引所マザーズに上場しています。
このサービスは、企業と学生を繋げる就活を助けるサービスとなります。
登録されている企業数はなんと1万社を超えていて、学生の登録者も2022年卒が約19万人、2023年卒が約17万人を超えています。
通常の就活は、合同説明会や集団選考会を行いますが、OfferBoxはより優秀な人材を採用できる仕組みとなているのです。
OfferBoxの特徴(メリット)

それでは、多くの企業と学生がなぜOfferBoxを利用しているのか、その要因を具体的に挙げていきましょう。
メリット①学生からではなく、「企業側から」オファーする
就活といえば、大学生がインターンや企業説明会などに参加し、エントリーシートを提出して、その後面接などが行われる流れとなります。
要するに、学生側が主体となって動く形です。
しかし、OfferBoxはこの長年続いた常識を根本から変えた流れで企業と学生をマッチングさせます。
それが「企業側が学生にオファーをする」というシステムです。
近年では転職エージェントの「ビズリーチ」などが行っているスカウトシステムを採用しているのです。
一般的な就活サイトは、自分で企業を検索して、気になった求人に自ら応募する形でしたよね。
しかし、OfferBoxであれば、登録をしてオファーを待つだけでいいわけです。
企業側としては、登録された数多くの学生の中から、自社の求める人材に直接アプローチできるため、攻めの採用が可能となるのです。
意中の学生にオファーを出す流れとしては、以下のようになります。
①適性検査「eF-1G」で人材を分析する
企業によって、活躍できる人物像には違いがありますよね。
適性検査を使い、まずは自社でどのような人材が活躍しているのかを分析することで、どのような学生にオファーを出すべきなのかを明確にしていきます。
②属性情報による学生検索やフリー単語による検索が行えます。
これによって、該当する学生にオファーを出すことができるのです。
学生がこのオファーに1週間反応しなかった場合には、自動で取り消しとなり、新たにオファーをすることが可能となっています。
③かんたん日程調整や選考管理リストなども活用できる
自社における選考状況の管理もOfferBox内で行えます。
また、選考の日程を調整する選考管理リストという機能もあり、面談やイベントの管理も行えます。
メリット②学生の利用率が多いため利用する企業も急増中
OfferBoxは、5年連続で学生の新卒採用サイトの利用率がナンバーワンとなっています。
それゆえに、中小企業はもちろん、大手の企業やベンチャー企業など、実に多くの企業が利用しているのです。
2023年の比率としては、ベンチャー企業が多めとなっています。
例えば、以下のような企業が利用しています。
- ニトリ
- 資生堂
- 経済産業省
- JCB
- 朝日新聞社
- セコム
- GREE
- KOKUYO
- ぴあ
WEB系の企業が多い反面、食品系や広告系企業の数は少なめなので、そういった業種に就職したい学生にはあまり向かないかもしれません。
メリット③特に関東と関西での就活に強い
OfferBoxは、残念ながら地方の学生にとってはそこまで頼りになる就活サイトとは言えません。
なぜならば、「関東と関西の企業が9割を占めているから」です。
関東や関西の都市部で働きたい学生ならば、非常に豊富な企業の採用対象となるわけなので、チャンスが大きく広がることでしょう。
OfferBoxの評判

OfferBoxは、企業と学生の利用者の多さからも評判の良さがわかりますが、具体的にどのような評判が多いのか気になりますよね。
SNSやネット上に掲載されている口コミからいくつかピックアップしてみましょう。
- 2ヶ月使った結果、大手企業1社、外資系企業1社、有名企業1社、非上場企業30社から「オファーが届いた。
- 大手のグループ会社4社からオファーが来た。滑り止めも受けれるしこのアプリは神。
- 内定して満足している状態だけど、まだまだオファーがきてとても気になってしまう。
- 就活が上手くいっていない人は絶対にOfferBoxを使うべき
- 直接本選考オファーが来るからおすすめ
- 自分が知らない企業を知ることもできた
- 自分の考えとマッチする企業からオファーをもらえて感動している
このように、良い口コミがとても多くなっています。
実際に登録している企業が多いこともあり、満足できるほどのオファー数が来るようです。
中小企業や怪しいベンチャー系の企業からしかオファーが来ない人も
基本的にOfferBoxは良い口コミが多いですが、中にはネガティブな印象を受けている人もいます。
その中でも特に多いのが、「中小企業や怪しいベンチャー企業からしかオファーが来ない」といった内容です。
評判が良いOfferBoxだからこそ、期待度も高まりますが、やはり実力が一定以上なければ大手企業からのオファーはなかなか届かないのは確かでしょう。
他にも、「オファーが来たのに結局選考に落ちた」といった声も一定数ありました。
「オファー」という名目ゆえに、採用される確率が高く感じてしまいますが、必ず採用されるというわけではなく、その後選考自体は行われます。
あくまでもオファーであり、不採用となる可能性もあることを理解する必要があると言えるでしょう。
利用の流れ

OfferBoxは、就活生側は無料で利用することができます。
会員登録をしていくつかのステップを踏むだけで、オファー待ちの状況を作れるので、ぜひ登録してみましょう。
①公式サイトから会員登録を行う
入力したメールアドレス宛に本登録用のメールが届くので、そこから本登録を行います。

②基本情報を入力する
氏名や性別、生年月日、住所、電話番号、学校情報、部活やサークル、資格、志望業界、希望勤務地、インターンシップの参加意思などを入力していきます。
③プロフィール写真登録
プロフィール写真を登録するかどうかでオファー獲得率は大きく変わるので、必ず設定しましょう。
盛り過ぎず自然体の笑顔で撮った写真をUPしましょう。
④適性診断を行う
OfferBoxには、100問以上の設問に答えていく「AnalyzeU+」という適性診断システムがあります。
この適性診断の結果もオファーの有無に関わって来るので、真剣に答えるようにしましょう。
⑤オファーを待つ
①~④まで完了したならば、あとは企業からのオファーを待つだけです。
オファーが来たら「承諾」か「辞退」のどちらかを選ぶ流れとなります。
まとめ

今回は、「就活を成功させるためにOfferBoxを活用するメリット」について解説してきました。
- 学生からではなく、「企業側から」オファーする
- 学生の利用率が多いため利用する企業も急増中
- 特に関東と関西での就活に強い
OfferBoxにはこのようなメリットがあり、就活性は無料で利用できるため、ぜひ登録してみましょう。
思わぬ大手企業からオファーが届くかもしれませんよ。
