商社は一般的に貿易や国内から調達した商材の販売を目的とした業務を言います。
商材調達や販売活動については営業職が担当することが多いです。
商社の営業職は、営業部門での顧客獲得のための営業活動や海外転勤、海外出張などを含めた花形的な職種として昔から人気があります。
一方、商社での事務職は内勤でのオフィスワークが中心です。
ここでは商社の事務職の一つである営業事務にスポットを当てて、商社とは、商社の事務として働くのに必要なスキルは、商社の事務として働くための就職・転職方法といった3つの章に分けて紹介しています。
商社での営業事務は営業マンをサポートする大事な役割を持っています。
商社での営業事務を目指す方は参考にしてみてください。
商社とは
商社は大きく2つに分けることが出来ます。
1つ目は、鉄鋼、エネルギー、機械、繊維、食品等、取り扱う商材が幅広い総合商社と言われているものです。
2つ目は、特定商材に特化した専門商社と言われるものに分けられます。
また2つに分けた商社は、その企業規模も様々です。
販売という点において商社とメーカーが取り上げられることがあります。
商社は調達した商材を販売しますが、メーカーは自社で製造したものを販売する点では違いがあります。
商社は、会社の立場からすれば総合商社にしても専門商社にしても幅広い商材から選択することができるメリットがあります。
営業事務として就職を考えている人は、商社とは一体どういったものなのか、大まかでも商社について勉強しておく必要があります。
ちなみに、商社へ勤務した経験がありますが、その時は、特定の食品菓子に特化した専門商社でした。
営業から送られてくる販売伝票をシステム入力し、その内容を倉庫へ発注するものでした。
いわゆる受発注事務の経験がありますが、フロワーはわずか7、8名の社員数でした。
商社にしては規模が小さいですが、憧れの商社勤務ということで一生懸命頑張った記憶があります。
商社の事務として働くのに必要なスキルは?
営業活動、販売、コミュニケーション活動など外回りの仕事も多い営業職ですが、こうした営業のサポートをするのが事務職の仕事です。
事務職には、一般事務、営業事務、総務事務、経理事務等がありますが、中でも営業事務は、営業の見積書や請求書、プレゼン資料作成、電話対応等にも対応しています。
一方、同じ営業職をサポートするのに受発注事務があります。
営業が販売した内容をシステムへ入力したり倉庫への発注や在庫管理をする仕事です。
このように商社での営業事務も受発注事務も営業をサポートする内容に変わりはありません。
スキルについては、営業事務の場合、請求書作成、資料作成等が多いことからWord、Excel、PowerPoint、Accessのスキルは備えておきましょう。
OA操作のスキルアップを日頃から心がける必要があります。
受発注事務の場合は、OA操作は勿論のこと専用のシステムへ入力する場合が多く、管理能力、正確性やスピーディーさが求められます。
付け加えるとすれば、大手企業の場合は、営業部門と経理部門が別に設けられています。
小規模企業の場合は、経理部門で営業事務を行うなど会社により様々なようです。
小規模企業の場合は、様々な業務を少人数でカバーする必要があります。
商社の事務として働くのに必要なスキルは、以上のようなことを念頭にスキルアップをする必要があります。
商社の事務として働くための就職・転職方法
総合商社も専門商社もその規模はまさに様々です。
その中でも大手企業では給与が比較的高いことから、希望する就職先として人気があります。
商社への就職を希望する場合、学生の場合は商社へ採用されやすい学部を選択したり、資格を取得することで少しでも就職活動をサポートしてくれます。
資格にスポットを当てるとすれば通関士、貿易実務検定、簿記検定、TOEIC、MOSなどがあげられます。
事務職として採用されたい場合は、簿記検定やマイクロソフトのMOSをまずは優先して取得するといいでしょう。
一般事務から商社の事務として働きたい場合は、派遣会社や就職エージェント活用がおすすめです。
希望する条件をしっかり伝えて相談に乗ってもらうことも一つの方法です。
条件を出すからには資格取得やスキルに磨きをかける必要があります。
アピールするものを準備してから就職活動を有利に導いてください。
まとめ
商社で働きたい人のために、商社とは、商社の事務として働くのに必要なスキルは、商社の事務として働くための就職・転職方法を3つの章に分けて紹介しましたが、いかがでしたか。
この20年程で働き方が大きく変わってきています。終身雇用が薄くなり転職する人も増加傾向です。
そうした流動性がある中で派遣会社や転職エージェントの数も増えています。
こうした人材派遣、人材紹介企業等が増える中、働き手にとっては選択技が増えることになります。
また複数登録することでも採用率に影響を与えます。
新卒や転職組を問わず、こうしたサービスを上手く利用するのもお勧めです。
商社の事務として働くのに必要なスキルアップを図りながら就職活動を行ってください。