「面接ってどんなことを準備したらいいんだろう?」
「いつから準備しておくものなの?」
就活を控えた学生にとっては初めての体験で「いったい何から準備すれば…」と悩むことも多いでしょう。
早めに準備している同級生を見ては焦ることもありますよね。
今回は、面接で準備することについて、時期を面接が決まる前、面接が決まってから、面接前日、面接当日の4つのタイミングにわけてまとめました。
面接が決まる前には、自己分析をする、自己PRを作成する、就職希望先の選定をしておきましょう。
面接が決まったら、業界研究や企業研究をする、志望動機を作る、逆質問を考える、応募書類の作成をする、模擬面接をする、身だしなみの準備をする、面接の流れとマナーを理解しておきましょう。
面接前日には、持ち物をチェックする、面接会場までのアクセスルートをチェックする、業界・企業の情報を復習する、ニュースを見ておくと良いでしょう。
面接当日に準備することは、面接直前までは姿勢・挨拶を意識する、ミスが許されないという思い込みはやめる、熱意をアピールする気持ちをもち面接へ挑みましょう。
時期に合わせて準備することで自信を持って面接に臨むことができると思いますので是非最後までご覧ください。
面接の概要
面接とは
面接は、就職や転職などの際に、企業の採用担当者と個人の応募者が直接対面して、相互に情報交換を行う場です。
面接では、応募者のスキルや経験、志向性、人物像などが評価されます。
また、応募者自身も、企業の雰囲気や職場環境、仕事内容などを知ることができます。
最近の面接トレンド
面接における最近のトレンドを知っておきましょう。
最近では以下のような傾向がみられます。
- オンライン面接が増加傾向にある
- ビデオ面接での録画や録音が一般的になっている
- グループ面接がより一般的になっている
これらのトレンドに対応するために、面接の準備にはオンライン面接の慣れや、ビデオ面接での自己PRの練習、グループ面接でのコミュニケーション能力の鍛錬が必要です。
面接の準備を始める時期
面接の準備を始める時期は、一般的には就職活動を開始する前に始めることが望ましいです。
具体的には、就職活動が始まる前の夏休みなどの期間が最適です。
この時期には、自己分析や履歴書の作成など、就職活動に必要な準備を行うことができます。
また、企業研究や面接対策も、この時期から始めることができます。
面接が決まる前に準備しておくこと
自己分析をする
就職活動において一番初めにしておきたいのは自己分析です。
まだ自己分析が終わっていない場合は、自己分析から始めるのが良いでしょう。
自己PRを作成する
面接は自分自身をアピールする場面です。
企業が求める人材に照らし合わせて自己PRする必要がありますが、まずは自分の長所や短所を把握しておくことが必要でしょう。
特に「学生時代に力を入れたこと」はよく聞かれる質問の一つです。
何を話すのかは事前に決めておきましょう。
また何を見なくても言えるように準備しておくことも大切です。
就職希望先の選定をする
自分が志望する企業のビジョンが見えてきたら就職先を選定しましょう。
選定方法には次のようなものがあります。
企業研究を行う
ある企業について調査し、分析することです。
その企業の業績や競合環境、市場動向などを調べます。
インターンシップに参加する
インターンシップとは、学生や新卒者が、実際の職場の仕事や業務を体験するための短期間の就業プログラムのことです。
インターンシップは、実践的な経験を積むことができ、自分自身のスキルを発展させることができます。
また、インターンシップを通じて、職場の雰囲気やビジネス文化について学ぶことができます。
さらに、インターンシップを通じて、業界や企業についての知識を深めることができるので、自分に合ったキャリアを見つけることができるかもしれません。
職業紹介所を利用する
職業紹介所は求職者が就職活動をスムーズに進めるためのサポートを提供しています。
求職者のスキルや経験、希望条件に基づいて、求人を紹介することが主な役割です。
また、職業紹介所は、求職者が自己分析を行うためのカウンセリングや、就職に必要な資格やスキルを身につけるための研修プログラムも提供しています。
さらに、求人情報の提供だけでなく、求職者が応募する際の履歴書・職務経歴書の書き方や面接の対策についてもアドバイスを受けることができます。
職業紹介所は、求職者にとって非常に重要な存在であり、就職活動において多大な支援を受けることができます。
大学のキャリアセンターに相談する
大学のキャリアセンターは、卒業後の進路や就職活動に関する相談や支援を行う機関です。
例えば、個人面談や就職説明会、模擬面接、履歴書・エントリーシート添削、就職先の情報提供などのサービスがあります。
また、最近ではインターンシップの情報提供や、留学や起業に関する相談も受け付けているキャリアセンターもあります。
卒業生がよりスムーズに社会人としてのキャリアをスタートできるよう、キャリアセンターが力を発揮しています。
面接が決まったら準備すること
業界研究や企業研究をする
就職試験を受ける企業が決まったら、業界研究や企業研究を行うと、自分自身の志望動機をはじめとする面接でのアピールポイントや、逆質問の内容、応募書類の作成に役立ちます。
また、履歴書・職務経歴書の内容や、模擬面接の練習など、面接に臨む上で必要な準備ができます。
志望動機を作る
面接における志望動機は、自分が応募する企業のビジョン、ミッション、事業内容について十分に調べ、自分のスキルや経験、志向性と企業が求める人材像を照らし合わせて考えることが重要です。
自分自身がその企業に貢献することができるという自信を持ち、具体的な理由を挙げて説得力を持たせることが大切です。
自己PR同様に、何も見ないで言えるくらいに反復して練習しておきましょう。
逆質問を考える
面接における逆質問とは、面接官に対して質問をすることです。
逆質問をすることで、企業の情報や文化、職場の雰囲気などを知ることができます。
また、逆質問をすることで面接官とのコミュニケーションを深めることができ、好印象を与えることができます。
面接における逆質問の例としては以下があります。
- この部署の雰囲気はどのようなものですか?
- この企業における将来のキャリアパスはどのようになっていますか?
- この仕事において成功するために必要なスキルは何ですか?
- この企業において、今後どのような課題がありますか?
- この企業で働くうえで大切にされていることは何ですか?
一つから二つ準備しておくと良いかもしれませんね。
応募書類の作成をする
まずは履歴書、職務経歴書、エントリーシートなど必要に応じて応募書類を作成しましょう。
応募書類は、面接前に企業に提出するものであり、自己PRのための重要なツールです。
面接の内容が応募書類の内容とリンクしていることも重要です。
模擬面接をする
模擬面接は、面接の流れや質問の傾向を把握することができるため、本番で自信を持って臨むことができます。
自分では気付かない客観的な意見も得られるので、先生や両親に積極的に依頼しましょう。
身だしなみの準備をする
面接の日時が決まっている場合は1週間前に美容院の予約をしましょう。
また、スーツの準備や靴が汚れていないかなど、身だしなみの準備を事前にしておくと慌てなくてすみます。
面接の流れとマナーを理解する
面接時に悪い印象をあたえないためにもマナーを理解しておきましょう。
入室時
入室時には、「失礼します」と一礼。
ドアを開けたままにせずに、一旦入室してから閉めるようにしましょう。
また、一礼や「よろしくお願い致します。」と挨拶をしてから席に着くことが大切です。
面接中
質問に対しては、はっきりとした回答を心がけましょう。聞き取りにくい受け答えは印象が悪いです。
答えに詰まった場合は、落ち着いて考えてから回答しましょう。
質問に対しての回答には、「例えば…」や「具体的に言うと…」など事例や経験を交えることが望ましいです。
姿勢は正しく、背筋を伸ばして座りましょう。自信もって堂々としましょう。
笑顔を心がけます。しかしヘラヘラしている印象をあたえないように注意しましょう。
スマートフォンなどは、面接中は厳禁。音が鳴らないように!!
退室時
退室時には、ありがとうございましたと一礼し、席を立つ前に席の前で軽く会釈します。
退室の際には、担当者に一礼し、「失礼します」。
ドアを開けたままにせず、ドアを静かに両手で閉めましょう。
面接官が先に部屋を出る場合は、先に立ち上がらずに、面接官が完全に退室するまで待つことが大事です。
遅刻しそうなとき
面接当日に遅刻しそうな場合は、次のようなマナーを守って対応しましょう。
直接、担当者に電話をかけ、事情を説明します。
遅刻の理由を明確に伝え、具体的な到着予定時刻を伝えることを意識しましょう。
遅刻が避けられない場合は、別の日程での面接を希望する旨を伝えることも必要です。
面接前日に準備すること
持ち物をチェックする
前日には持ち物の確認を行っておきましょう。
持っておいたほうが良いものは以下のものになります。
筆記用具、手帳、ノート・メモ帳
面接時には、自己紹介や質問事項に対する回答、メモを取るために筆記用具が必要となります。
スマホ・携帯電話
地図やナビアプリを利用して、面接会場までのルートを確認することができます。
面接前に企業のウェブサイトやSNSを確認することができ、より詳しい情報の把握も可能です。
面接前にリラックスするために、音楽や動画を視聴することもできます。しかし、充電の残量には注意しましょう。
ティッシュ・ハンカチ
面接時には、緊張することが多いため、手汗や汗拭き、鼻水などに備えてティッシュやハンカチを忘れずに。
腕時計
時間管理がしやすくなります。
また、スマートフォンを使って時間を確認することは、面接官に不適切な印象を与える可能性があるため、腕時計を使うことが望ましいです。
折りたたみ傘
天候によっては急に雨が降る可能性があります。
面接前に濡れてしまうと、服装や髪型に影響が出てしまい、面接官に不適切な印象を与えることになります。
面接会場までのアクセスルートをチェックする
面接当日に道に迷ったり、遅刻してしまったりする可能性を減らすことができます。
また、余裕を持って出発できるため、落ち着いて面接に臨むことができます。
業界・企業の情報を復習する
面接試験が決まった場合、業界や企業の情報を復習することで、面接官から出される質問に対して適切に回答することができます。
また、自己PRのための資料作成にも役立ちます。
具体的には、企業のビジョンや事業内容、強みや特徴、市場動向や競合環境などを把握することが重要です。
そのため、業界研究や企業研究を行い、情報を復習することが求められます。
ニュースを見ておく
面接官によっては、時事ネタに関する質問をされることがあります。これは世の中の出来事について関心を持っているかを判断するためです。
1~2週間程度のニュースには目を通しておきましょう。
WEB面接の場合
電波の確認
web面接の場合、電波の確認をしておくことで、面接中に通信エラーが発生することを減らすことができます。
通信エラーが頻発する場合、面接自体が中断されてしまう恐れもありますので、事前に電波の確認をすることで、スムーズな面接を行うことができます。
充電の確認
面接の途中で充電切れが起こらないようにしましょう。
できれば電源コードを使用した方が良いです。延長コードを使用している場合は電源スイッチがオンになっているかも気を付けましょう。
マイク付きイヤホンは両手が使えて便利
web面接の際はマイク付きイヤホンを使用することで、両手を自由に使うことができます。
これにより、手元の資料やPCの操作ができるため、よりスムーズに面接を進めることができ便利です。
面接当日に準備すること
面接当日にあれやこれやと手を付けても焦る気持ちが強くなってしまいます。
面接当日にやることは最小限にし、今までやってきたことに対して自信を持ち面接に挑みましょう。
面接直前までは姿勢・挨拶を意識する
面接直前まで姿勢や挨拶を意識しておくことこで「どんな質問がされるのだろう。」といった不安な気持ちを抑えることができます。
姿勢や挨拶は面接時に一番最初にやること。一番最初にやることがスムーズにできれば良い流れに持っていくことができます。
ミスが許されないという思い込みはやめる
面接時には、完璧な回答やパフォーマンスを求めるのは難しいです。
ミスや失敗があっても、それを乗り越える力や、改善する姿勢を示すことが大切です。
また、完璧主義になりすぎると、緊張やストレスが蓄積され、本来持っている力を十分発揮できなくなることもあります。
熱意をアピールする気持ちをもつ
面接時には、どうしてもここで働きたいという熱意をアピールすることが重要です。
面接時に最後まで「御社だからこそ入社したい」を貫くことで、自分が応募する企業に対する熱意を伝えます。
面接官より「もし今回の面接が不合格出会った場合、どうしますか?」と聞かれることがあります。そこでも、「受かるまで挑戦します。」など返答するとよいでしょう。
まとめ
以上、面接の準備についてまとめました。
面接が決まる前には、自己分析をする、自己PRを作成する、就職希望先の選定をしておきましょう。
面接が決まったら、業界研究や企業研究をする、志望動機を作る、逆質問を考える、応募書類の作成をする、模擬面接をする、身だしなみの準備をする、面接の流れとマナーを理解しておきましょう。
面接前日には、持ち物をチェックする、面接会場までのアクセスルートをチェックする、業界・企業の情報を復習する、ニュースを見ておくと良いでしょう。
面接当日に準備することは、面接直前までは姿勢・挨拶を意識する、ミスが許されないという思い込みはやめる、熱意をアピールする気持ちをもち面接へ挑みましょう。 是非参考にしてみてくださいね。