金融機関に勤務して20代から30代を後悔しない生き方とは?学習&生活面でアドバイス

金融のビジネスパーソン キャリア情報

私は、あと数年で定年退職となります。

大学を卒業して早35年が過ぎました。

今振り返ってみると、あっという間の35年でした。

我々が大学を卒業したころは、スマートホンなどを初めとしたインターネットもなく、唯一の通信手段は電話とFAXしかない時代でした。

ましてや、会社に1人1台のパソコンが備えられる時代ではありませんでした。

昨今の第4次産業革命で、特にこの10年の間にインターネットを中心にコンピューターが急速なスピードで発達したお陰で、世界各国の人々と簡単にテレビ通話ができるようになりました。

さて、私事で大変恐縮ですが、私の人生体験からこれからまさしくこの日本社会の第一線で活躍しようとする20代から30代の若者へメッセージを送りたいと思います。

勉強すべきは「コンピューター」と「英語」

PC&英語

先程記載した通り、現在は、私が会社に入社した昭和の終わり頃とは全く違った環境になり、またコロナの影響もあり、インターネットを中心にコンピューターが急速なスピード発達しています。

これからの時代は、まさしく「コンピューター」と「英語」は人々の生活やビジネスをする上で必要不可欠なコニュミケーションツール、まさしく世界共通言語となります。

また、AI(人口知能)やDX(デジタル変革)が各社導入されつつあり、人間とロボットがいかに融合しながら、我々の社会や経済の発展に寄与するかが、鍵となります。

従いまして、今まで以上に「コンピューター」と「英語」の知識や技能力は必要不可欠となるので、しっかりとこの2つの世界共通言語を勉強しなければなりません。

今世界はこれだけ1つのグローバリゼーション化している中、日本に留まらず、世界に出て現地の生の環境で生活することをおすすめします。

私も数年間オーストラリア・米国に滞在して、現地の生の環境の中で生活できたことは一生の宝物です。

日本で生活していても味わうことができない現地ならではの収穫があり、その後の人生に大きな影響を与えます。

今お勤めの会社で英語とはじめとする海外担当に関わる部署があるなら、自から進んでその海外担当部署に異動希望をすることをおすすめします。

もし、チャンスがあるならば現地の海外駐在員となり、現地で生活することをおすすめします。

たとえ、今現在海外担当の希望部署に異動ができなくても、これから先いくらでもチャンスはあります。

私が20代30代のころは、若かったこともあり、地方勤務や自分が希望しない部署に配置されたり、またいやな上司に巡りあったりして、何度も何度も会社を辞めようと考えました。

いくらいやなことがあっても、これだけは心にとめておきました。

私の毎日の1つ1つの仕事は必ずお客さまに役立っている、会社のために役立っている、だから、自信を持って堂々と胸を張って仕事をしようと・・・。

今は会社に認められないかもしれませんが、いつか必ずだれかが認めてくれると信じて、1つ1つの業務をこなし、また日々目標の資格取得に向けて勉強をしてきました。

そして、ついに40歳になってから、ようやく会社に認められ、自分の希望する運用投資部署に異動することができました。

会社はあなたの毎日1日1日、1つ1つの仕事をしっかり見て、評価しています。

今は希望部署に異動できなくても、必ず誰かがあなたの日頃の努力をしっかり見てくれていて、いつか必ずあなたの日ごとの努力を認めてくれるときが必ず来ます。

このときまでに、力を蓄えておきましょう!

金融機関で勤めるのであれば、取っておくとよい資格  

簿記

私自身金融機関に勤めていることから金融機関ならではのアドバイスをします。

もし、あなたが金融機関にお勤めならば、最低でも日商簿記2級、FP2級は必須要件です。

財務分析や税金処理など、金融全般の必要知識は金融機関に勤めるビジネスマンとして必要不可欠です。

また、もし時間があるならば、証券アナリスト・宅地建物取引士の資格もおすすめします。

伝統資産(株式・債券)投資の他、オルタナティブ(ハイイールド債・バンカード債・不動産・仮想通貨)投資にも対応できる金融ビジネスマン必須の資格です。

是非、これらの資格を取得してください。

ビジネスとは、いくら資格などのインプット中心の勉強ばかりしても意味はありません。

アウトプット、つまり、実際にこの世の中で・会社で・社会で、学んだ知識や力を表現して初めて、自分の物になり、最終的にはお金として労働対価が与えられるのです。

強いては、会社があなたへの評価となります。

資格馬鹿にならず、習得した知識や力を実際にこの社会で表現しましょう!

そのなかで、様々な障壁もありますが、それを乗り越えたときの達成感はなんとも言えません。

ビジネスマンとしての風格が自然とつき、自信にもなります。

1つ1つの経験の積み重ねがプロの金融ビジネスマンへの第1歩となるのです。

仕事以外にも使える!大切に考えてもらいたい重要なメッセージ

アドバイス

最後に、2つだけお伝えします。

この2つはこれまで記載した内容以前の最も重要なメッセージです。

健康には十分気をつける

1つ目は健康には十分気を付けることです。

若いうちは、少々の無理をしても体は持ちますが、日に日に人間の体力は衰えてきています。

特に、35歳をピークに顕著な無理は禁物です。

体あっても自分の人生です。

1日8時間以上の睡眠・最低週3回以上の中程度の運動・朝起きてから1時間以内の朝散歩を毎日心掛け、体を大切にしましょう。

また、睡眠障害になる原因を防止するためにも、禁酒・禁煙を心掛けましょう。

長生きすればする程、それだけ自分の夢を叶えることができる時間が多くチャンスが増えます。

成功している人の2倍以上長生きすれば、たとえ今失敗している人生でも挽回するチャンスが多く巡ってきます。

家庭を持つこと

2つ目は、家庭を早く持ちましょう!

結婚して子どもを持ち、家庭をもつことは、人生、生きる上でビジネスをする以上に大切なプロセスです。

社会は1人では生きていけません。

人間は、共同体の中で共に、協力し合いながら、支えながら共に生きているのです。

家族とはかけがえのない宝物です。

自分のパートナーを早く見つけて、結婚して、子どもを設けて、家庭を築く。

こどもは家庭の求心力となり、家族を支えます。

また、夫は妻やこどものために、妻は夫や子どものために、1人は他者のために、お互い支えながら生きようと努力します。

そこでは、自分のエゴや勝手は許されません。

お互い我慢しあい、人間として成長していくのです。

また、会社や友人は環境が変化すれば、いつでも切れる関係です。

ただ、家族は違います。

自分から切りたくても切れないかけがえのない存在です。

あなたが齢をとり、介護状態となったり、病気になったとき、また、最後この地上での人生を終える瞬間、終えたあとの自分の骨の処理など、おそらく家族が必要となるときは必ずきます。

このことを常に念頭におき、日々の人生を有意義に送って下さい。

最後に一言

私のつたない、たわいもない経験談でしたが、ご参考になればとうれしいです。

皆様の日々のご活躍を心よりお祈りしています。

頑張って下さい。

これからの日本の若者よ!

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