事務職は今も昔も大変人気のある職種ですが、将来的になくなるのではないか、という不安をお持ちではありませんか。
なぜなら、AIが登場し活躍していることで事務職の仕事まで奪われてしまう可能性があるからです。
そこで今回は、事務職が本当になくなるのかについてお話ししますので、参考にしてみてください。
そもそもAIとは?
みなさんは、人工知能(AI)という言葉を聞いたことがありますか。
人工知能とは、コンピュータと計算を組み合わせた計算機科学分野のことを指します。
もっと簡単に言いますと、人間の知能をコンピュータに置き換えた技術がAIです。
AIは驚くほど理解力と処理能力に優れており、文章作成や画像・音声認識、翻訳などを瞬時に対応してくれます。
AIが進化していくことで、将来的に便利にはなりますが、人間の手で動くさまざまな職種がなくなるのではと懸念されています。
事務職はAIでなくなってしまう?
今までは人間の手でやらなければならなかった仕事が、どんどんAIに任せるようになってきています。
例えば、自動車関連の部品の組み立てや搬送、意外なところで言うと農業の畑の除草作業までも、AIに仕事を任せている時代になっています。
そう考えますと、単純作業の多い事務職は、真っ先にAIに仕事を奪われてしまい人間がやることがなくなってしまうのでは、と心配になるはずです。
とくに現在事務職で働いている人や、これから転職予定の人は、余計にそう感じられるものです。
事務職が完全にAIによってなくなるのか、と言えばそうではありません。
どんな仕事もそうですが、AIが仕事をしてもどこかで人間の手を加えないといけないからです。
文章作成であれば、誤字脱字やファクトチェックなどは人間の目視が必須です。
AIは使えばかなり便利ですが、まだ100%正確ではありませんので人の手が必要不可欠です。
事務職で生き残るためにやるべきことは?
まだAIによって事務職がなくなることはありませんが、もっと先を見ればどうでしょうか。
現在は、とてつもないスピードでAIが進化しており、10年後20年後には、事務職がなくなる可能性はあります。
でしたら仕事で困らないためにも、事前に対策をしてはいかがでしょうか。
コミュニケーション力を高める
事務職でもAIにできないだろう、難しいだろうという分野を見つけることが重要です。
例えばコミュニケーションはどうでしょうか。
AIは簡単なコミュニケーションはできても、スムーズなやりとりは不可能です。
対して事務職は社外の人や社内営業マンなど、毎日多くの人たちと会話をしているはずです。
ただ会話をするのではなく、考えながら行動することや、自分自身から積極的に話しかけることでコミュニケーション力はアップし、AIにできない能力が身に着けられます。
異業種スキルを学ぶ
事務職が将来AIに奪われてなくなる、と危機を感じているのであれば、このタイミングで異業種のスキルを学ぶ方法があります。
どんなスキルでもいいですし、ご自身が興味のあるジャンルでも構いません。
ただし、事務職と同じようにAIで仕事がなくなりそうなジャンルを選ばないようにするべきです。
クレーム対応力を磨く
クレーム対応は誰しもがやりたくない仕事ではありますが、だからこそ事務職にとって最高の武器になる可能性があります。
しかもクレーム対応はAIにとって難しい領域です。
機械的に謝罪されても、ますますクレームが大きくなるだけなのは想像にたやすいです。
誰もしたくない仕事であり、AIも入り込めない領域のクレーム対応は、今後もなくなることはないでしょう。
AIスキルを学ぶ
AIによって事務職がなくなるとお考えであれば、あえて敵でもあるAIを学んでみてはいかがでしょうか。
AIは指示なくして動くことはできません。
AIを理解し使いこなせるようになれば、AIに関連する仕事ができますし、人間の手で確認が必要な仕事もできます。
AIは難しそう、というイメージがあるため、このタイミングで勉強しておけば、AIと事務職の二刀流として活躍できる可能性はあります。
副業で稼げるようにしておく
事務職はAIによって仕事がなくなるわけではありませんが、将来のことは誰にも分からないものです。
でしたら、万が一のことを考え、副業をしてはいかがでしょうか。
現在は、副業に理解がある会社が増えていますし、実際に大きく稼いでいる人がいるのも事実です。
とくに最近は、ブログや動画配信、動画編集などスマートフォンやパソコン1台でできる副業が増えてきているため、単純作業が得意な事務職にとって大きなチャンスと言えます。
まとめ
AIがどんどん進化しており、将来的に事務職がなくなるのでは、と心配になってしまうものです。
しかし、AIそのものはまだ精度が高くありませんし、最終的に人の手で確認しないといけないため、事務職がなくなることはない、と考えるべきです。 とは言え、10年20年後には予想もつかないほどAIが進化しているはずですから、いまのうちに対策をしておかれることをおすすめします。