現代では、一昔前のように「転職=ネガティブ」といったイメージではなく、「自らの可能性を広げる手段」といったポジティブなイメージに変わってきています。
それゆえに、未経験の業界に転職するという選択肢も、適正があるのであれば「あり」だと言えるでしょう。
販売やサービス業、製造業などで働いている人の中には、「事務職への転職」に興味を持っている人もいることでしょう。
はたして未経験でも事務職への転職は可能なのでしょうか?
この記事では、そんな「事務職への転職における成功のポイント」について解説していきたいと思います。
事務職で働くメリット
他業種から事務職に転職すると、以下の様なメリットを得ることができます。
- 土日、祝日休みが基本となるため、友人や家族とスケジュールが合わせやすくなる
- 基本的にデスクワークとなるため、体力的なしんどさが少ない
- 「成果をあげなければ」といった精神的なストレスがない
- 屋内の仕事なので天候の悪さや暑さ、寒さなどの影響を受けずに働ける
このように、肉体的にも精神的にも「安定して働ける」といったメリットを得ることができるのです。
事務職への転職における成功のポイント
前述したメリットを踏まえると、事務職は最高の仕事のようにも思えますが、異業種からの転職をした人からすると、大変な部分も多かったりします。
- PC作業が多いため、眼精疲労や肩こり、腰痛を発症しやすい
- PCの知識が必要不可欠なので、作業を覚えるのに時間がかかる
- 仕事内容がルーティーン化されていてやりがいを感じにくい
このようなデメリットを負ってしまい、後悔してしまう人もいるのです。
そのため、成功させるためには以下の様なポイントを押さえておく必要があります。
転職前にマイクロオフィスを使いこなせるようにしておく
ほとんどの事務職は、PCを使用した作業が主となります。
それゆえに、WordやExcel、Outlookといったマイクロオフィスを一定以上のレベルで使いこなせるようになっておくべきだと言えるでしょう。
面接の際に、「PC作業の方はどの程度できますか?」といった質問があるケースも多く、実際に採用され働き始めれば毎日マイクロオフィスを使用するはずです。
理想としては、マイクロオフィスのスキルを証明する「MOS(マイクロオフィススペシャリスト)」の資格を取得しておくことです。
この資格取得し履歴書に記載できれば、それだけで事務職へ転職できる可能性が高まることでしょう。
事務の種類に合わせたスキルを一定以上身に付けておく
事務職といっても、その中には様々な種類が存在します。
経理系の仕事であれば、「日商簿記」のスキルを学んだり、資格を取っておくと有利ですし、秘書の仕事であれば「秘書検定」などの資格を取っておくとベストです。
外資系や海外とのやり取りが多い事務職であれば、「TOEIC」や「英検」といった資格を一定以上のレベルで有していると採用される可能性が高まりますし、働いてからも即戦力で活躍できます。
運動習慣を身につけておく
もしも異業種から事務職への転職ができたとしても、長時間のPC作業によって肩こりや腰痛に悩まされてしまう可能性もあります。
症状がひどくなると、吐き気や頭痛といった症状も出てしまいます。
特に症状が重くなる人は、普段から運動習慣がなく筋力がない人が多いものです。
ランニングや筋トレを習慣化している人は、仮に事務の仕事で運動不足による血行不良に陥ったとしても、その後の運動によって体をほぐすことができます。
そのため、事務職に転職しようと考えた時から、ランニングや筋トレを習慣化させておくべきだと言えるでしょう。
転職エージェントを活用する
近年、転職を行う際に「転職エージェント」を利用する人がとても多くなってきています。
転職エージェントは、無料で利用でき、非公開求人が多数あったり、応募企業との書類や連絡のやり取りを代行してくれたりと、大きなメリットがあります。
自分のスキルや経験に合った事務職の求人をキャリアアドバイザーが紹介してくれるので、転職に成功しやすくなるのです。
キャリアアドバイザーは転職に関するプロなので、事務職に転職するために足りない部分などをアドバイスしてくれることもあるでしょう。
まとめ
今回は、「事務職への転職における成功のポイント」について解説してきました。
事務職は、土日、祝日休みが基本出会ったり、ノルマがないなどのメリットがあるので、異業種からの転職を考えている人もいるはずです。
しかし、何も対策をせずに転職活動をすると、不採用になる可能性も高いですし、採用されたとしても入社後に苦労してしまうことでしょう。
- 転職前にマイクロオフィスを使いこなせるようにしておく
- 事務の種類に合わせたスキルを一定以上身に付けておく
- 運動習慣を身につけておく
- 転職エージェントを活用する
ぜひ転職活動をする際には、このようなポイントを実践しながら進めていきましょう。