事務職として働く中で、「この仕事辞めたいな」と思ったことがある人はとても多いかと思います。
身体を動かす機会がなく、デスクに座り続け仕事を続けるといった特性上、気分転換がしにくいゆえに、一度嫌になってしまうとなかなか精神的に立て直すのが難しくなるものです。
しかし、このご時世ゆえに、すぐに仕事を辞めて転職するのはリスクが高いですよね。
そのため、ある程度の我慢が必要であると言えます。
この記事では、そんな「事務職を辞めたいと思ったときの対処法」について解説していきたいと思います。
事務職を辞めたくなる原因
事務職は、とても安定した仕事であり、過度なノルマもなく危険な作業もないので、とても人気の高い職種です。
長く働き続けられるといったメリットもあるので、求人があるならすぐに応募したいといった人も多いと言えます。
しかし、そんな安定した事務職であっても、「辞めたい」と感じる人は多いのです。
その原因を挙げていきましょう。
人間関係の悪化
事務職は、移動することもなく常に同じ部署内のデスクで仕事をします。
隣や向かいのデスクの人もほぼ同じで、異動がない限りは上司も同じです。
それゆえに、一度人間関係が悪化してしまうと精神的なストレスが非常に大きくなってしまうのです。
仕事にやりがいを感じない
営業や販売、その他サービス業などの職種の場合、売上や顧客満足の向上など、成果に向かってチャレンジすることが多くなりますよね。
しかし、事務職の場合には、黙々と作業をこなしていく仕事が多いため、やりがいを感じられないケースが多くなるのです。
眼精疲労や肩こりなどが辛い
事務職は、必然的にPC作業が多いゆえに、眼精疲労や肩こり、腰痛、片頭痛などを起こしやすくなります。
実際にそれが理由で退職を選択する人も多いですよね。
給与が上がらない
事務職は、他の職種と比べると昇給しにくいと言えます。
入社時の給料もどれほど高くないので、10年勤めても入社時よりも2～3万円程度しか変わらないといったケースもあります。
事務職を辞めたいと思ったときの対処法
前述したような理由で事務職を辞めたいと思ったならば、以下の様な対処法を実践してみて、それでも無理ならば本格的に転職を考えてみましょう。
有給休暇を取ってじっくりと考えてみる
大事な決断をする際には、じっくりと考える必要があります。
「事務職を辞めたい」と感じたとしても、実際に辞めることが正解かどうかはすぐには判断できません。
土日で考えるだけでは、答えが出せないケースがほとんどでしょう。
それゆえに、リフレッシュを兼ねて土日や祝日に有休を絡めて、じっくりと考えてみるのです。
「本当に辞めて後悔しないのか」
「次の仕事をどうするのか」
長めの休みを取ることで、そういったいくつかの問題についての答えを出すことができるはずです。
転職エージェントに登録してみる
現代では、求人誌や求人サイトから良さげな求人を見つけ、自分で応募するといった方法は主流ではなくなってきています。
主流となっているのは、「転職エージェントに登録して転職活動を行うこと」です。
ただし、転職エージェントに登録したからといって、すぐに転職しなければならない訳ではありません。
「今すぐに転職したいわけではない」
「どんな求人（非公開求人を含む）があるのかを知りたい」
「自分の市場価値を知りたい」
「専門家に意見を聞きたい」
このような考えで登録しても全く問題ないのです。
転職エージェントに登録してみて、現在勤めている企業よりもやりがいがあったり、給与が大幅に高い求人があれば応募しても良いですし、参考にして納得した上で今の仕事に精を出してもOKなのです。
信頼のおける知識豊富な人物に相談する
人は自分自身のことになると意外と良い選択ができなくなるものです。
心理学でも、「ソロモンのパラドックス」という言葉があるように、それは気のせいでもなく、実際に自分のことになると正しい判断がしにくい性質があるのです。
それゆえに、「信頼のおける知識豊富な人物に相談すること」はとても有効な対処法となります。
仲が良いだけではなく、しっかりと客観的かつ理論的なアドバイスが貰える人であることがとても重要です。
その人からのアドバイスを踏まえたうえで、転職すべきか判断するようにしましょう。
まとめ
今回は、「事務職を辞めたいと思ったときの対処法」について解説してきました。
事務職は、人間関係の悪化ややりがいを感じにくい、身体に不調をきたしやすい、給与が低い（上がりにくい）といった辛さがあります。
・有給休暇を取ってじっくりと考えてみる
・転職エージェントに登録してみる
・信頼のおける知識豊富な人物に相談する
辞めたいと感じた時には、ぜひこれらの対処法を実戦してみましょう。
