事務職は基本的にデスクワークがメインのため、運動不足になってしまう人は多いのではないでしょうか。
運動不足は体力の低下につながり、さまざまな不調が見られるようになってくるため、できれば解消したいものです。
今回は、事務職の運動不足についてお話ししますので、参考にしてみてください。
事務職で運動不足になると心配なこと
事務職で運動不足になると、いくつかの心配事があります。
体力の低下
事務職の内容によっては、1日中ほどんとがデスクワークとなるため、通勤時間以外は体を動かすことがほとんどありません。
当然、体を動かす機会が減れば減るほど体力が低下してしまい、少しの動作だけでも息切れしてしまいます。
体力が低下しているということは、筋力も低下しています。
筋力の低下により、体のバランスが崩れてしまいますし、そこから肩こりや頭痛につながる場合があります。
病気につながる心配
運動不足でもっとも心配なのは、病気につながることです。
たかが運動不足だと考えていると、将来は取り返しのつかないことになってしまいます。
例えば、動脈硬化、心筋梗塞、狭心症などが運動不足と強い関りがあります。
それ以外では動かないことで肥満体型になってしまい、さらに動かなくなってしまうという悪循環につながります。
ストレス解消ができない
事務職は、常に誰かに見られながら仕事をしています。
同じ場所で同じ景色を見ながら、上司や先輩、部下などの存在を気にしながら仕事をしていると休まるものも休まりません。
事務職はストレスとの戦いの仕事でもあります。
毎日同じことの繰り返しが仕事なため、余計にストレスを感じるでしょう。
運動不足を解消すればどんないいことがあるの?
運動はかなり面倒ではありますが、運動不足を解消することで数えきれないほどのメリットがたくさんあります。
ご自身の健康のことですから知っておくべきです。
定期的に運動をすることで、
- 体力がつくので疲れにくくなる
- 腰やひざの痛みを改善できる
- ストレスが発散できる
- 体がやわらかくなりケガをしにくくなる
- 風邪をひきにくくなる
- 太りにくくなる
等のメリットがあります。
とくに体力がつくと、多少動いても疲れにくくなるため仕事もプライベートも捗ります。
運動をしたことでマイナスになることはまったくなく、むしろ健康面で見るとプラスでしかないため、積極的に体を動かすべきではないでしょうか。
事務職が仕事中に運動不足を解消する方法
本来であれば、仕事が終わった後や休日に運動不足が解消できればいいですが、それができないから困っているわけです。
では、仕事中に少しでも運動不足が解消できるとなればどうでしょうか。
通勤時から勤務中までの間で、目立つことなくできる運動不足の解消方法をお伝えします。
いつもより多めにトイレへ行く
どんな人でも、1日に数回はトイレに行くものですから、席を立ったとしても誰かに何かを言われるわけではありません。
でしたら、いつもより数回ほど多めにトイレに行ってみてはいかがでしょうか。
トイレに用事がなかったとしてもです。
まったく席から動かないと体力が低下し続けますが、トイレでも行く数を増やせば動く時間もリラックスできる時間も増えます。
ただし、あまりにもトイレに行きすぎて注意されないように気をつけましょう。
イスに座りながら足の上下運動を行う
もし、座席の定位置から動けないようでしたら、イスに座りながら足の上下運動をしてみてください。
少しだけでも足を動かすことで運動になります。
また足を閉じながら垂直にあげると腹筋に効く動きも可能です。
イスに座りながらでも、ちょっとした動きを繰り返すことで筋力の低下を防いでくれます。
移動時はかならず階段を使う
もし、移動中に階段があるのでしたら、エスカレーターやエレベーターを使わないようにするべきです。
例えば、出勤時の公共交通機関に設置されている階段や、オフィスの階段等です。
階段の昇り降りは足を鍛えるいいきっかけになるからです。
最初はしんどいかもしれませんが、運動不足を解消できる簡単な方法ですからぜひお試しください。
自転車通勤をする
通勤時に自転車で行ける距離であれば、すすんで利用してみてください。
やはり、自転車をこぐという動作は運動不足の解消につながるからです。
また、徒歩でも行ける距離であれば自転車よりも徒歩を選択されることをおすすめします。
毎日の何気ない動きが筋力低下を防ぎ、健康維持につなげてくれます。
ただし、最初からたくさん動いてしまうと、とてつもなく疲労感に襲われるため、無理のない範囲で進めていきましょう。
まとめ
事務職は職業柄、どうしても運動不足になりがちです。
運動不足は体力低下だけではなく、肥満や深刻な病気につながるため、できるだけ改善するべきです。
ご自身の健康面や将来のことを考えると、余計にそう感じられるものです。 仕事が多忙すぎてもできる運動はありますので、チャレンジしてみてください。