日本には、実に多くの職種が存在します。
検査や製造、梱包、清掃、販売、サービス、営業、警備、レジャー、教育、介護、理容、医療、配送、IT・エンジニア、広告など、挙げればきりがないほどです。
そんな数ある職種の中でも、トップクラスに人気となっているのが「事務職」です。
社会人であれば誰もが1回は、「事務職で働いてみようかな」と考えたことがあるのではないでしょうか?
いったいなぜ多くの社会人は、事務職に大きな魅力を感じるのでしょうか?
この記事では、そんな「多くの社会人が事務職を希望する理由ランキング」について解説していきたいと思います。
事務職とは
事務職は、会社内のオフィスにてデスク系の仕事をする人のことを指します。
日本国内には約900万人の事務員が働いているとされています。
この人数は、全就業者の中の約15%程度となっています。
・データ入力や資料作成、電話応対、メール対応等を行う一般事務
・取引や経費の出入金管理や伝票整理、帳簿作成などを行う経理事務
・一般事務の他に営業職のサポート、見積書や発注書の作成を行う営業事務
・訪問者の対応や社長、役員のサポート、出張の手配などを行う受付・秘書
・社員の給与支払い、採用、休暇、契約などを担当する人事事務
・来客や問い合わせ対応、広報、社内文書の作成など幅広い業務を行う総務事務
ざっと挙げただけでもこれだけの種類がありますが、ほとんどの仕事はデスクに座った状態で行います。
多くの社会人が事務職を希望する理由ランキング
それでは、ここからは事務職を希望する社会人が多い理由をランキング形式で挙げていきます。
1位「土日祝休み(休日が多い)で労働時間もほぼ固定だから」
若年層の人の中では、販売業やサービス業も人気となっていますが、ある程度社会人として働いていると、「土日祝休み」がいかに素晴らしいことなのかがわかります。
平日休みの場合、どこに行くのも空いているといったメリットはあるものの、何かと不便を感じるケースが多くなります。
「友人や家族と休みが合わない」
「スポーツや音楽のイベントなどは土日に行われることがほとんどで行くことができない」
「ゴールデンウィークやお盆、お正月といった大型連休にも働かなければならない」
このようなデメリットがあるわけです。
事務職として働くことができれば、ほとんどの会社が土日祝が休日となるため、他の職種と比べて休日も多く、友人や家族と休みを合わせやすくなります。
さらに、労働時間も「8時~17時」「9時~18時」といったようにほぼ固定されているので、計画も立てやすいのです。
2位「テレワークができる」
近年一気に増えた「テレワーク」ですが、事務職でもこのシステムを活用している企業は多いと言えます。
書類作成やデータ入力といった書類作成系の仕事の場合は、在宅でも問題なく行えます。
電話対応も転送設定を活用することで問題なく対応することができます。
ただし、来客屋郵送で届いた書類のチェックなどが難しいため、1週間すべてテレワークで働くといったことはなかなかできません。
そのため、テレワークとオフィス勤務を併用するような働き方がスタンダードとなります。
3位「転職しやすい」
事務職は日本で最も多い職種の1つであるため、「転職しやすい」といったメリットもあります。
「転職したいな」と考えた時に、求人自体も多いため、事務職を希望する人も必然的に多くなるのです。
特に事務職として働いたことがある人にとっては、培ったスキルが転職活動にも活きますし、転職後も役立ちます。
4位「子育てに向いている」
事務職は、前述した通り労働時間が「8時~17時」というようにほぼ決まっていて、残業も比較的少ない職種です。
それゆえに、子育てをしている人にとっては働きやすい職種であると言えます。
実際に多くの人が事務職として働きながら子育てを行っています。
子供は土日祝が休みで大型連休などもありますが、事務職は休みが被ることも非常に多いので、他の所に子供を預けなくても済みます。
5位「PCスキルを身に付けられる」
IT化の進む現代では、PC関連のスキルが必須となっていますよね。
これから先さらにそういったスキルは必要不可欠となっていきますが、事務職はPC作業が多いため、スキルを磨きやすい環境となります。
一定以上のPCスキルがあれば、例えばIT系への転職などもスムーズに行うことができるはずです。
まとめ
今回は、「多くの社会人が事務職を希望する理由ランキング」について解説してきました。
事務職はデスクワークが多いため、眼精疲労や肩こり、腰痛などを起こしやすいといったデメリットはあるものの、ここで挙げたように様々なメリットを得られる仕事です。
そのため、多くの社会人が事務職を希望しているのです。