販売職や営業職で働いていると、やりがいはあるけれど激務で、休みが取れなかったり、就業時間が長くなったりして疲れてしまうことありますよね。
「人と接することは好きでも家族との時間が取れなくて辛い…」
「一生こんな激務では続けていく自信がない…」
「キャリアアップしたいけれど責任が重くなっていくのが怖い…」
そんな気持ちになって転職をしようかと、“転職サイトをなんとなく見る”ということありませんか。
人気の職種というと「一般事務職」が出てきますが、実際転職するとどうなのか、未経験でも事務職への転職ができるのか、不安で踏み切れないという悩みを多く聞きます。
特に正社員での事務職は、募集自体が少ない割に希望する人が多い、求人倍率が高い職種です。
いわゆる“激戦”となる人気職種の一般事務への転職ですが、残念ながら転職できても失敗することがあります。
ここでは、営業職から事務職へ転職した体験談を踏まえて、転職成功のポイントをお伝えします。
この記事を読んで転職の参考にして頂ければ幸いです。
そもそも一般事務ってどんな仕事?
「一般事務」とはとても広い意味で、その会社によって業務は様々です。
細かい雑務から重要な書類作成など幅広い業務を担うことが求められます。
例えば、会社の備品管理。
コピー用紙を切らさない、パソコンやコピー機、エアコンなどのメンテナンス手配、必要な書類のストック、ボールペンやホチキスの芯の補充・・・など、会社にとって“あって当たり前、正常に機能していて当たり前”を保つ仕事です。
汚れていたら掃除するなども含まれ、他の人が快適に仕事を行える環境を作る雑多な仕事です。
事務職のメインはパソコン作業が多いです。
簡単なデータ入力や、資料作成、表計算、請求書管理など。
他部署の人や上司から依頼された作業を黙々とこなしていきます。
会社によっては電話や来客などの応対も事務職が行います。
メールの返信や内容の確認作業、アポイントの調整なども任されることがあります。
社内の状況を細かくチェックして環境を整えたり、短時間でパソコン業務を行ったり、来客に対してのマナーができていたりと、とても仕事の幅が広い職種であると言えます。
その仕事の難易度の差によって募集される条件が変わることが多いので、業務内容の詳細は確認すべきです。
ほかにも、転職相談のためのキャリア面談をしたい方は、UZUZの転職サポートをぜひご活用ください。
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事務職に向いている人・向いていない人
これだけ幅広い業務を指す「一般事務」ですが、先に述べた通り、これは会社によります。
その会社が求める「事務」の内容を必ず確認してください。
よくあるのが、“条件”だけで転職をしてしまうと失敗する可能性が高いです。
例えば、「土日祝休み、定時18時、給与23万円、ボーナスあり」などだけを見て、いいなと思って応募するケースです。
仕事内容を全く見ておらず、自分に向いているかを判断していないので、入社してみたら仕事が合わずに結局続かない、といった失敗につながります。
確かに、家族との時間を取りたい!と考えている方にとっては好条件に見えます。
実際に入社してみて仕事内容に不満がないのなら転職大成功です。
しかし、仕事内容が思っていたのと違うと、どうしても不満になっていきます。
先に細かな業務内容を聞き、自分にできそうかどうかを判断することは、無駄なストレスを避けるためにもおすすめします。
判断材料として、事務職に向いている人と向いていない人の特徴をまとめました。
自分に当てはめて考えてみてください。
【事務職に向いている人】
- 細かい作業やルーチンワークが好き
- 広い視点を持ち、空気が読める
- 勉強し続けられる
【事務職に向いていない人】
- 頼まれることが嫌い
- 数字やパソコン作業が嫌い
- じっとしていられない
事務職は単調であまり華やかとはいえない作業が多いため、毎日刺激が欲しい方や、達成感を重視する方には向きません。
数字の間違いがないことや、言葉が正しく使われているかなどがとても重要です。
スピードよりも正確性が重要になるため、大雑把な性格の人は苦戦するでしょう。
また、頻繁に雑用を頼まれることがあります。
明確に依頼されていなくても、自分で気が付いて行動しないといけないことも。
家庭の中で言うと“お母さん”のような立ち位置で、他の人の仕事がスムーズにいくよう、心配りができると重宝されます。
未経験でも事務職採用される方法と取るべき資格
事務職が担う仕事の中では毎年繰り返される事も多く発生するため、会社としては長く勤めてくれる人を採用したいと考えます。
長く働いている人がいると、前回対応した経験を踏まえてスムーズに業務をこなしてくれるからです。
また、あまり変化することがない業務内容のため、同じ人が同じように進めてくれた方が、ミスがなく会社としては安心して任せられるということもあります。
このような傾向を踏まえ、応募時や面接でアピールする最大のポイントは「長く働くことができる」ということ。
結婚しているとすれば、家族の転勤などでいなくなる可能があるか、子供ができたら辞めないか、親の介護が間近でないか、など会社側にとってネックになるような事柄を否定できると良いです。
もちろん、事実を伝えないと入社してから揉める原因になりますので、絶対に嘘をつくのはやめましょう。
また、持っていると高評価になる資格をご紹介します。
事務職に限らず、身に付けておいて損はないスキルなのでぜひチャレンジしてみてください。
- 簿記
- ファイナンシャルプランナー
- ビジネス実務マナー検定
- 秘書検定
- MOS
簿記やファイナンシャルプランナーなどお金に関わる知識は、事務職の中でも経理業務に有利です。
ビジネス実務マナー検定や秘書検定は、来客や電話応対があると重宝されます。
MOSはエクセルやワードなどのMicrosoft office製品利用のスキルです。
事務職に限らずですが、社会人として身に付けておくと、仕事を進める上でとても効率的に作業ができます。
資格をどう活かすか悩んでいる人には、20代の就職をサポートするエージェントの利用がおすすめです。
今の仕事は将来必ず糧になると知ってください
今働いている仕事が事務職以外の全くの異業種だったとしても、実は事務職に活かせるスキルであることは覚えておいてください。
例えば、接客業で日々お客様と会話して、商品をオススメしているスキルは、当然電話や来客対応に役に立ちます。
それだけではありません。
事務はさまざまな部署の人と関わります。
社内での人間関係構築に、接客業で培ったコミュニケーション力は大いに役立ちます。
営業職を経験していれば、頼んでくる相手の気持ちを理解して仕事を受けることができるでしょう。
社内で頼まれることが増えていけば、事務職であっても大きなやりがいを見つけられると思います。
事務未経験だからこそ、新しい視点で業務の効率化を図れるかもしれません。
最後にまとめです。
【未経験で事務職へ転職する際に気を付けるポイント】
・詳細な業務内容の確認
・求められるスキル
ここは必ず確認してから応募しましょう。
【転職する前にチャレンジしたい資格】
・簿記やファイナンシャルプランナーなどお金に関する資格
・ビジネス実務や秘書などのマナーに関する検定
・MOSなどパソコン作業に関する資格
自分が得意な事や好きな事から始めてみましょう。
まずは本当に自分に向いているか、条件以外で良いと思えることがあるかをじっくり考えてから転職することをオススメします。
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